ぎっくり腰とは?
重いものを持ち上げたり、激しい運動をするなど、姿勢の変化のはずみに起こることを「ぎっくり腰」と言います。
西洋では「魔女の一撃」とも呼ばれるほど、急激に起こる強い痛みが特徴です。
自宅で痛みが起こった場合、背骨にかかる負担を軽減させるため、横になった方が良いです。
仰向けに寝て、ひざを曲げたり、ひざ下を高くするのが最も楽な姿勢といわれています。または横向きに寝て、おなかをまるめて膝を曲げても良いです。
自分がいちばん楽な姿勢で安静にしましょう。
最も大切なこと「初期治療」
ぎっくり腰(急性腰痛)は通常2~3日あれば痛みが軽くなってきます。
ぎっくり腰は、時間とともに痛みが落ち着きます。足のしびれや感覚のまひなどがない場合には、そのまま安静にしていてもよいとも言われますが日常生活の中に原因があることもあります。
ほとんどのぎっくり腰の場合は数回のカイロプラクティック治療で症状は改善してきます。ただし、発熱や吐き気などほかの症状がある場合には、ほかの病気が隠れている可能性もあるので、整形外科をご紹介する場合もあります。
こんな方は要注意!!
冷え症の方
血の循環が悪いと「冷え性」がおこります。そうすると腰の部分の筋肉部の代謝機能が低下し、腰部の筋肉疲労が蓄積し、ぎっくり腰になるリスクが高まります。
特に冬などの寒い季節は腰部を冷やさないように注意が必要です。
重たい物をよく持ち上げる方
一番「ぎっくり腰」になりやすいのは、中腰で重い荷物を持ち上げたときです。重い荷物を持ち上げる機会が多い方は慢性的に腰へ無理がかかっているため、ぎっくり腰とは常に隣り合わせの状態です。重いものを持ち上げるときは腰を落とし、なるべく体に荷物を近づけてから、力を入れるようにします。
やわらかい敷布団で寝る方
柔らかい敷き布団で寝ると、身体が寝たときに沈み、どうしてもお尻が落ちた姿勢になります。すると腰の周辺の背骨が曲がる事になり、知らない間に腰への負担となりぎっくり腰になりやすくなります。