野球肘・野球肩の原因・症状
19.05.14
野球肘・野球肩とは?
野球肘と野球肩は成長期に起こるスポーツ障害です。野球の投球は他のスポーツと比べると、肩や肘など身体の一部に同じ力がかかり続けます。成長期の軟骨は、大人の発達した骨に比べて未熟なため、使い過ぎや複雑な動きが加わることで、故障しやすくなるのです。
野球肘
野球の投球の際、ボールをまっすぐ投げるだけであれば、肘の関節の動きは単純です。しかし、カーブなどの変化球を投げる際には、手首を返すなど複雑な動きになります。複雑な動きは肘に大きな負荷がかるため、使い過ぎることによって、肘を痛めてしまいます。
症状は「肘内側の圧痛」「投球時の肘痛」「肘外側の疼痛」などです。時に小指のしびれ感が出る場合もあります。
野球肩
上腕骨、肩甲骨で構成されている関節を肩関節といいます。肩は、ボールのような丸い形をした上腕骨頭(じょうわんこっとう)と、受け皿の役割をする肩甲骨の関節窩(かんせつか)によって、360度回すことができます。肩は曲げたり、返したりといった複雑な動きがありません。そのため、野球肩の原因は「投球過多」「使い過ぎ」がほとんどです。症状は「投球時の肩痛」「倦怠感」「脱力感」など。痛みだけではなく、だるさなどの症状も現れることがあります。
大人の野球肘・野球肩
野球肘・野球肩は、成長期に起こるスポーツ障害とお伝えしましたが、実は大人でも起こりえます。大人の場合、骨はしっかりしているため、骨と骨をつなぐ靭帯が切れてしまうケースが上げられます。靭帯が切れると骨がぐらつき、痛みが発生。他にも神経障害による、手のしびれや握力低下などの症状を引き起こします。
当院では野球肘・野球肩の症状に対して手技療法を行い、数回の施術で症状の改善を感じていただいております。治療期間中の運動についても、症状により運動制限が必要な場合もありますが、基本的には継続していただくことができます。
野球肘・野球肩の症状にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。